11月17日(日)の16:00、TeNYで『痛み』に関する放送があり、
偶然にも視聴する事が出来ました。
超個人的な偏見と感想ですので、話半分で読み進めて下さい。
新潟大学の先生が出演して痛みに対する見解や対処法を
解りやすくお話ししていたのですが・・・
ケガによる痛み。
神経の痛み。
脳神経的な痛み。
最近新しい薬が開発されたらしく繰り返し説明していました。
言いたい事は解らんでもないですが、
我々が重要視する背骨や骨盤といった姿勢に起因する部分が
語られていなかったのが残念でした。
最近のTV放送は特にスポンサーや情報提供側に有利な内容のみを伝え、
定義や分類の中身が中途半端なのに
こんな人はこうだ、とか、こういう人はああだ、とか
『えぇ~』と言いたくなる内容の放送が目に付きます。
以前のようにTV局と番組制作の下請け会社が『視聴率』を取りたいが為に
不十分な統計データを使ったり論文が出た段階で決めつけた報道をしたりしています。
学会等に論文発表→それから数年かけて同分野の学者さん達で精査→ほぼ確定
みたいな流れを無視している傾向が少なからずあると思います。
患者さんも情報に飢えているでしょうが、TV制作側も同様です。
原発事故の時、今振り返ってみれば、どうだったでしょう?
原発報道はパニックを避ける意味もあったと思うんですが、
身体・医療はそんなに急いだり焦って我先に報道しないで、
臨床データが充分になってから発表するべきではないかと思います。
人様の身体ですから、慎重に言葉を選ぶべきです。
『あるある大事典』や『おもいっきりテレビ』といった
打ち切りになった健康を題材とした番組が結構ありましたよね?
その時に放送された間違った情報は訂正されたんでしょうか?
また危険な方向へ加速しなければ良いのですが・・・(^_^;)
武田鉄矢氏、笑福亭鶴瓶氏、平泉成氏、野際陽子女史など
患者さんの多くと同世代で話し方に説得力のある大物を起用し
潜在的な患者さんに語り掛けるCMを観る機会が増えて来ました。
まずは病院へ行くのは私も大賛成です。
しかし、情報が溢れている今、
正しい判断をする難しさをヒシヒシと感じる今日この頃です。


